アウディA3の欠点を徹底解説！購入前に知るべき注意点

アウディA3には魅力的なポイントが多い一方で、いくつかの注意すべき課題も存在します。購入を検討する際には、これらのデメリットを事前に把握しておくことが重要です。

例えば、燃費性能や加速力に物足りなさを感じることがあり、実用性を重視する方にとっては後部座席や荷室の狭さが気になるかもしれません。

また、維持費の高さも見逃せないポイントです。修理費用や定期点検のコストが国産車と比べて割高であることに加え、保険料や燃料代なども負担に感じる場合があります。

さらに、中古車市場での価格下落やアフターサービスの質に関する不満も、一部のオーナーから指摘されています。

これらの課題を理解した上で、自分のライフスタイルや予算に合うかどうかを慎重に検討することが大切です。本記事では、アウディA3の特徴を踏まえつつ、具体的な注意点について詳しく解説していきます。

車を売るなら、まずは無料査定！

1. 来店不要・お電話1本で査定からご契約まで可能！
2. 一括査定のような複数業者とのやりとりはなし！
3. 全国どこでも引取り・手続き無料！
4. どんな車も高価買取！

アウディA3の欠点：性能面の課題

アウディA3は高級コンパクトカーとして人気がありますが、いくつかの性能面での課題が指摘されています。燃費の悪さや加速性能の物足りなさ、乗り心地の硬さなどが、一部のドライバーにとって不満点となっています。

また、後部座席の狭さや荷室容量の不足も、実用性を重視する方には気になる点かもしれません。これらの欠点は、アウディA3の高級感やスポーティな走行性能とのトレードオフとも言えますが、購入を検討する際には十分に考慮する必要があるでしょう。

燃費の悪さが目立つ

アウディA3の燃費性能は、同クラスの他の車種と比べると若干劣る傾向にあります。特に市街地走行では、実燃費が10km/L前後にとどまることが多く、ドライバーの期待値を下回ることがあります。

この燃費の悪さは、主にアウディA3の車両重量と高性能エンジンに起因しています。A3は高級感と走行性能を重視して設計されているため、車体が重くなりがちです。また、ターボチャージャー付きエンジンの採用により、パワフルな走りを実現していますが、その分燃料消費も増加しています。

特に冬季や短距離走行時には燃費が悪化しやすく、カタログ値の60〜70%程度の実燃費になることもあります。ただし、高速道路での長距離走行時には燃費が改善され、18km/L以上を記録することもあります。

燃費を向上させるには、エコドライブを心がけることが重要です。急発進や急加速を避け、適切なタイヤ空気圧を維持することで、ある程度の改善が期待できます。また、最新モデルではマイルドハイブリッドシステムが採用されており、これにより燃費性能が向上しています。

あわせて読みたい

アウディA3の維持費を徹底解説！意外と現実的？

加速性能に物足りなさを感じる

アウディA3の加速性能は、特にエントリーモデルである30 TFSIグレードにおいて、物足りなさを感じる場合があります。このグレードは1.0リッター3気筒エンジンを搭載しており、最高出力110馬力と、同クラスの他車種と比べると控えめな数値となっています。

市街地走行では問題なく感じられますが、高速道路での追い越しや急な坂道ではパワー不足を実感することがあります。特に、エンジン回転数が3000rpm以上になると、トルク感が弱くなり、車を引っ張る力が低下したように感じられます。

また、アウディA3は車両重量が1320kgと比較的重いため、エンジンの出力がボディの重さに追いついていない印象を受けることがあります。そのため、急加速時にエンジン音は大きくなるものの、それに見合った加速感が得られないことがあります。

ただし、この特性は燃費向上や静粛性の確保を重視した結果でもあります。より力強い加速を求める場合は、上位グレードの40 TFSIを選択することで、190馬力の2.0リッターエンジンを楽しむことができます。また、スポーツモデルのS3やRS3を選べば、さらにパワフルな走りを体験できます。

乗り心地の硬さが気になる

アウディA3の乗り心地は、スポーティな走行性能を重視して設計されているため、一部のドライバーにとっては硬めに感じられることがあります。特に、路面の凹凸や段差を通過する際に、衝撃がやや強く伝わってくる傾向があります。

この硬めの乗り心地は、主にサスペンションのセッティングによるものです。アウディA3は、コーナリング時の安定性や高速走行時の直進性を向上させるために、比較的固めのサスペンションを採用しています。そのため、スポーティな走りを楽しむドライバーには好評ですが、快適性を重視する人にとっては物足りなさを感じる可能性があります。

また、タイヤサイズも乗り心地に影響を与えています。多くのA3モデルは18インチ以上の大径ホイールを装着しており、これにより路面からの細かな振動が車内に伝わりやすくなっています。

ただし、アウディA3の乗り心地は決して悪いわけではありません。高速道路での長距離走行時には、その安定性と静粛性が際立ちます。また、最新モデルでは電子制御ダンパーなどの先進技術が採用され、乗り心地と走行性能のバランスが改善されています。

乗り心地をさらに向上させたい場合は、タイヤ空気圧の微調整や、より柔らかめのタイヤへの交換を検討するのも一つの方法です。また、試乗時に様々な路面状況を体験し、自分の好みに合うかどうかを確認することが重要です。

後部座席の狭さが不便

アウディA3の後部座席は、コンパクトカーというカテゴリーに属する車種であるため、空間的な制約があります。特に、大人が長時間乗車する場合や、家族での使用を考えている方にとっては、この狭さが不便に感じられることがあります。

最も顕著な問題はヘッドクリアランスです。A3のスポーティなルーフラインにより、後部座席の天井が低くなっています。そのため、身長170cm以上の大人が座ると、頭が天井に触れそうになる場合があります。これは長距離ドライブ時に特に問題となり、乗員の疲労を増大させる可能性があります。

また、膝周りのスペースも十分とは言えません。前席を通常の位置に調整すると、後部座席の乗員の膝が前席の背もたれに当たりやすくなります。このため、長身の方や足を伸ばして座りたい方には不便を感じさせる可能性があります。

さらに、3人乗車時の快適性も課題となります。後部座席の幅は決して広くないため、3人が並んで座ると肩が触れ合うほどの狭さになります。特に長距離移動の際には、この狭さがストレスとなる可能性があります。

ただし、この後部座席の狭さは、A3のコンパクトな外形寸法とスポーティなデザインを実現するためのトレードオフでもあります。都市部での取り回しやすさや駐車のしやすさを重視する方にとっては、むしろこのサイズ感がメリットとなる場合もあります。

荷室容量が十分でない

アウディA3の荷室容量は、同クラスの他の車種と比較すると若干少なめです。スポーツバックモデルの場合、通常時の荷室容量は380リットルとなっています。これは日常的な買い物や小旅行程度であれば十分かもしれませんが、家族での長期旅行や大型の荷物を運ぶ際には不足を感じる可能性があります。

特に、ゴルフバッグを2つ以上積載しようとすると、かなり工夫が必要になります。また、ベビーカーや大型のスーツケースを積む際も、後部座席を倒さないと難しい場合があります。

荷室の形状も、使い勝手に影響を与えています。A3のスポーティなデザインにより、荷室の開口部が比較的小さくなっています。そのため、大きな箱や家具などを積み込む際に苦労する場合があります。

ただし、A3には後部座席を倒すことで荷室を拡張できる機能があります。後部座席を全て倒すと、最大で1200リットルまで容量を増やすことができます。これにより、大型の荷物や長尺物の運搬も可能になります。

また、セダンモデルの場合は、トランク容量が425リットルとなっており、スポーツバックよりも若干広くなっています。ただし、開口部の形状の制約から、大型の荷物の積み込みはスポーツバックよりも難しくなる傾向があります。

荷室容量の不足を補うためには、ルーフボックスやキャリアの使用を検討するのも一つの方法です。また、購入時には自身の使用目的や必要な荷室容量をよく考慮し、適切なモデルを選択することが重要です。

アウディA3の欠点：維持費の高さ

アウディA3を所有する上で、多くのオーナーが直面する大きな課題が維持費の高さです。高額な修理費用や頻繁な部品交換、割高な保険料など、様々な面で経済的な負担が大きくなる傾向があります。さらに、定期点検の費用や燃料代、税金面での負担も国産車と比べて高くなりがちです。

また、中古車の価格下落が激しいことや、アフターサービスの質に対する不満も指摘されています。アウディA3の魅力を十分に楽しむためには、これらの維持費に関する課題を事前に理解し、適切な対策を講じることが重要です。

高額な修理費用がかかる

アウディの修理費用は、国産車と比較して1.5〜2倍程度高額になる傾向があります。これは、高品質な部品や専門的な技術が必要とされるためです。

例えば、エアコンの修理では、コンプレッサーのアセンブリ交換に約15万円かかることがあります。また、電子制御システムのトラブルも頻発しやすく、修理が複雑で高額になりがちです。

ブレーキパッドの交換でも、工賃込みで2〜5万円程度かかり、ヘッドライトの交換は片側約5万円と高額です。

これらの修理費用は、アウディの高性能や高級感を維持するために必要な投資とも言えますが、所有者にとっては大きな負担となることがあります。

予期せぬ故障に備えて、ある程度の修理費用を事前に貯めておくことをおすすめします。また、定期的なメンテナンスを行うことで、大きな故障を未然に防ぐことも可能です。

部品交換の頻度が高い

アウディは高性能車であるため、部品の消耗が早く、交換頻度が高くなる傾向があります。特に、電子制御システムや電気系統の部品は故障しやすく、頻繁な交換が必要となることがあります。

例えば、ブレーキパッドは4〜5年に1度、もしくはスポーティな走行をする場合はそれ以上の頻度で交換が必要になります。

ヘッドライトも故障しやすい部品の一つで、突然切れることがあり、交換が必要になります。

エアコンの部品も経年劣化により故障しやすく、コンプレッサーやエアダクトなどの交換が必要になることがあります。

これらの部品交換は、アウディの性能を維持するために重要ですが、所有者にとっては経済的な負担となります。

定期的なメンテナンスを行い、早期に問題を発見することで、部品の寿命を延ばし、交換頻度を抑えることができます。また、純正部品以外の高品質な代替品を使用することで、コストを抑えつつ性能を維持することも可能です。

保険料が割高になりがち

アウディの保険料は、国産車と比較して割高になる傾向があります。これには複数の要因が関係しています。

まず、アウディは高級車であり、車両価格が高いため、車両保険の保険料も高くなります。また、修理費用が高額であることも、保険料を押し上げる要因となっています。

さらに、アウディは高性能車であるため、事故率が高くなる可能性があると保険会社に判断され、それに応じて保険料が設定されます。

例えば、アウディA3の場合、年間の任意保険料は3〜15万円程度になることがあり、国産の同クラスの車と比べて高額になります。

保険料を抑えるためには、運転者の年齢条件を設定したり、車両保険の免責金額を上げたりするなどの工夫が必要です。

また、無事故・無違反の状態を維持することで、長期的には保険料が下がる可能性もあります。保険会社を比較して、最適なプランを選ぶことも重要です。

アウディを所有する際は、これらの保険料の負担を考慮に入れた予算計画を立てることが大切です。

定期点検の費用が高額

アウディの定期点検費用は、国産車と比較して高額になる傾向があります。これは、アウディの高度な技術や専門的な知識が必要とされるためです。

例えば、アウディA3の場合、法定1年点検の基本整備料金は約4万3千円程度かかります。これに加えて、必要な部品交換や追加の整備が発生すると、さらに費用が上乗せされます。

また、2年ごとの車検時には、法定費用に加えて、点検や整備にかかる費用が発生し、合計で10万円以上になることもあります。

さらに、アウディ独自のサービスプランを利用する場合、例えば「アウディ・フリーウェイ・プラス」のようなプランでは、8万6千円程度の費用がかかります。

これらの定期点検は、アウディの性能と安全性を維持するために重要ですが、所有者にとっては大きな経済的負担となります。

定期点検の費用を抑えるためには、ディーラー以外の輸入車専門店を利用するなどの方法があります。ただし、品質を維持するためには、信頼できる整備店を選ぶことが重要です。

燃料代がかさむ傾向にある

アウディは高性能車であるため、燃費性能が国産の同クラスの車と比べてやや劣る傾向があり、結果として燃料代がかさむことがあります。

例えば、アウディA3セダンの30 TFSIモデルの場合、WLTCモードでの燃費は17.9km/Lです。これは決して悪い数字ではありませんが、同クラスの国産車と比べるとやや低めです。

実際の走行では、市街地走行時に10km/L前後まで燃費が落ちることもあり、特に冬季や短距離走行時には燃費が悪化しやすくなります。

1,000km走行時の燃料費を計算すると、走行モードによって9,000〜12,000円程度かかると予想されます。これは、同クラスの国産車と比べてやや高めの金額です。

燃料代を抑えるためには、エコドライブを心がけることが重要です。急発進や急加速を避け、適切なタイヤ空気圧を維持することで、ある程度の燃費改善が期待できます。

また、長距離走行時には燃費が改善される傾向にあるため、使用状況に応じた車の選択も燃料代の節約につながります。

税金面での負担が大きい

アウディを所有する際の税金面での負担は、国産車と比較して大きくなる傾向があります。これは主に、車両価格が高いことや排気量が大きいことに起因します。

まず、自動車税は排気量に応じて決まります。アウディの多くのモデルは2,000cc以上の排気量を持つため、年間の自動車税が高くなります。例えば、2,000cc超3,000cc以下の車の場合、年間51,000円の自動車税がかかります。

また、自動車重量税も車両重量に応じて課税されます。アウディは高級車であるため、車両重量が重くなる傾向にあり、結果として重量税も高くなります。

さらに、取得時には自動車取得税（現在は廃止され、環境性能割に変更）がかかります。車両価格が高いアウディの場合、この税金も高額になります。

例えば、アウディA3の場合、年間の自動車税は約39,500円、車検時の自動車重量税は約15,000円（2年分）かかります。

これらの税金は、アウディの所有コストを押し上げる要因となります。税金負担を軽減するためには、エコカー減税の対象となるモデルを選ぶなどの工夫が必要です。

中古車の価格下落が激しい

アウディの中古車は、国産車と比較して価格下落が激しい傾向にあります。これは、高額な維持費や修理費用、部品の入手性の問題などが影響しています。

例えば、アウディA3の場合、新車価格が400万円程度のモデルでも、3年後には半額以下の200万円程度まで価格が下がることがあります。5年経過すると、新車価格の3分の1程度まで下落することも珍しくありません。

この急激な価格下落は、新車で購入した所有者にとっては大きな痛手となります。特に、ローンで購入した場合、車の価値よりもローンの残債が多くなる「逆ザヤ」状態に陥る可能性があります。

一方で、中古車購入者にとっては、比較的安価で高級車に乗れるチャンスともいえます。ただし、購入後の維持費や修理費用を考慮する必要があります。

価格下落を最小限に抑えるためには、人気のあるモデルや装備を選ぶこと、走行距離を抑えること、丁寧に扱うことなどが重要です。また、長期保有を前提とした購入計画を立てることで、価格下落の影響を軽減できる可能性があります。

アフターサービスの質に不満

アウディのアフターサービスについては、一部のオーナーから不満の声が上がっています。これらの不満は主に、高額な費用、長い待ち時間、技術力の不足などに関するものです。

まず、ディーラーでの修理や点検にかかる費用が高額であることが多くのオーナーの不満点です。例えば、定期点検の基本料金だけでも4万円以上かかることがあり、追加の整備が必要な場合はさらに高額になります。

また、部品の取り寄せに時間がかかることも問題点として挙げられます。輸入車であるため、部品の在庫が少なく、修理に必要な部品の到着を待つために、車を長期間預けなければならないことがあります。

さらに、一部のディーラーでは、アウディの複雑な電子システムに対応できる技術者が不足しているという指摘もあります。これにより、的確な診断や修理ができず、問題が解決しないケースもあるようです。

これらの不満を解消するためには、信頼できる輸入車専門店を見つけることや、ディーラー以外のオプションを検討することが重要です。また、アウディ側も、技術者の育成やサービスの改善に取り組む必要があるでしょう。

アフターサービスの質は、長期的な車の満足度に大きく影響するため、購入前にしっかりと調査し、検討することが大切です。

まとめ：アウディA3の欠点について

管理人からひとこと。

アウディA3の魅力は、洗練されたデザインや高級感、そしてスポーティな走行性能にありますが、その一方でいくつかの欠点も見逃せません。性能面では、燃費の悪さや加速性能の物足りなさ、乗り心地の硬さなどが挙げられます。さらに、後部座席や荷室の狭さは、実用性を求める方には少し厳しいかもしれません。

また、維持費の高さもアウディA3を所有する上での大きなハードルです。高額な修理費用や頻繁な部品交換、割高な保険料など、ランニングコストが国産車と比べてかなり高くなる傾向があります。さらに、税金や燃料代、中古車価格の下落といった点も考慮が必要です。そして、アフターサービスに関する不満も一部で聞かれるため、購入後のサポート体制についても事前に確認しておくことをおすすめします。

とはいえ、これらはアウディA3が持つ高級感や走行性能とのトレードオフとも言える部分です。購入を検討されている方は、自分のライフスタイルや予算に合っているかどうかをしっかりと考えた上で選ぶことが大切です。欠点を理解した上で、それ以上の魅力を感じられるなら、A3はきっと満足できる一台になるでしょう！

＞＞＞A3 Sportback(公式WEB)

斎藤

Profile

30代2児のパパ。脱サラ後に自動車関係の会社を運営。20代でカイエンを購入。その後、多種多様な車を乗り継ぐ。今は趣味の兼ね合いもありLX600・カイエンが相棒。

アウディA3は何年乗れる？長期保有のメリットと注意点

2025.01.08

A3

アウディA3の維持費を徹底解説！意外と現実的？

2024.03.30

A3

アウディA3はパワー不足と評判は本当？実際の性能とユーザー評価

2024.03.30

A3

アウディA3後悔する前に知っておくべき注意点とは？

2024.03.30

A3

アウディA3の欠点を徹底解説！購入前に知るべき注意点

2024.03.30

A3